あなたの中心軸は私です。
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「おいっ、ツバサ!あれ姫様じゃない?」
お弁当を忘れ、しょうがなく食堂でカレーうどんを食している時に俺の親友、桜庭翔に肩を叩かれた。
翔に言われ指差す方向に首を回してみた。
周りにはたくさんの女の子がいた。
それに少々驚きつつ、少し目を彷徨わせてみると一瞬で見つけることが出来た。
普通、この大勢の中特定の人を見つけることは出来ないだろう。
が、さすが「親指姫」と言われるだけあって、その子の周りは次元が違うように見える。