蝶響




――ガラッ


扉を開けた瞬間、静まる教室

さっきまでのざわつきは、嘘のように消え去った


そして、真っ先に感じる視線の一色

“憎しみ”

その視線を辿れば、龍凰のみんな

顔には、“笑顔”という文字の欠片もない






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