蝶響




他のクラスのみんなは、なるべくあたしと視線を交わさないように、俯いていた

でも、そこから感じられる色は多々あった



「…華乃ちゃん、僕等を騙してたの?ねぇっ!!!」

「華乃…お前がハルを捨てたのかよ!?ひとりにしたのかよっ!?」

「…だから女は嫌いだ」

「結局は、華乃さんも同じですね」







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