★ 理想のコイビト ★
これはマズい。このままじゃ…



瞬間、ゴクリと喉を鳴らした俺は、チラリと目で合図する恭一を見つめながらコクリと頷いた。



オーケー!アミーゴ!とりあえず脱出だ!



そして無言のままグッと親指を立て、バッと後ろを振り返り、ドアに手を掛けた…瞬間。



≪キーンコーンカーンコーン…≫



俺は、神様なんて絶対にいねぇ!!と心の中で叫んだ。

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