★ 理想のコイビト ★
「マジかよ…。どうする、アミーゴ?」



「どうするったって…」



オロオロしても始まらないのは分かってるけど、こういう時冷静でいられるなら始めから校舎の中になんて逃げていない。



「ヤベェ…マジヤベェ…」



ガヤガヤと騒がしくなってきた廊下をチラチラ見ながら、ヤベェ…ヤベェ…と繰り返した俺は、半泣き状態で恭一の肩をガクガクと揺さぶった。



「ヤベェよ…。停学とかマジイヤだよ…。反省文とか、俺、書きたく…」



「ってことは……あぁーもうっ!!隠れるしかねぇだろ!!んでも緊急SOSだ!!」



「えっ!ガフッ!?」

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