年下男子注意報!!2
「翼くん?」
顔あげた私の腕を掴んで無理矢理私を立たせる翼くん。
そして踊り出す。
「ちょっちょっと待って!!私、踊るなんて一言も....」
「うるさい。いいから一緒に踊ってて。」
翼くんと踊る私たちを見る数多の女子。
あーなるほど。
「女の子よけ?」
「そ、みんな踊ろうってうるさいから。どうせ暇でしょ?アンタ。」
私の質問に答える翼くん。
で、うざそうに女の子たちを見る。
翼くんが私のことを名前で呼んだのはあのチュー事件が最後。
あれ以来、私のことはアンタ呼ばわり。
「どうせ暇だよ。どうせ。そんなこと言ってたら足ふんずけるよ?」
私はムカついて翼を睨む。
好きで暇なわけじゃないんだから。
「そしたら倍返し。」
不敵に笑う翼くんの後ろ。
人と人との間。
にこにこ笑う日向と嬉しそうに笑う女の子。
いいな。
ただ、私はそれを羨ましそうに眺めることしか出来なくて。
好きで暇なわけじゃないんだから。
悲しく響くさっきの台詞。
私だって日向と踊りたい。