天神学園高等部の奇怪な面々23
菓子は食うわ、合コンは始めるわ。

もう一時間目終了のチャイムが鳴りそうだ。

全く授業をしていない。

「ちょっと落ち着いて!」

こはくが怒鳴る。

「遊里さん、いい加減にしないと」

こはくは随時持ち歩いている愛刀・黄昏を手に取る。

騒然となるクラスの生徒達。

「僕も武闘派教師陣の一人…指導の為には愛の鞭を振るいます」

旦那の方ならともかく、奥方が生徒に対して愛刀を振るう事は珍しい。

余程遊里の態度を腹に据えかねたのだろう。

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