女の隙間、男の作為
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆
結城と二人で至急案件に対応していたおかげで、松岡の歓迎会に合流できたのたのは二次会からだった。
「結城カノ、遅いー!」
「ワンセットで夫婦みたいに呼ぶのやめてよ、御子柴ー」
「え?俺達夫婦じゃなかったの。俺はカノを嫁だと思ってるのにー」
結城に頭を抱き寄せられて脳天にちゅーまでされてはさすがに黙っていられない。
「貴様の嫁など御免だ!」
そのまま頭突きしてやった。
フフフン。ナイスカノちゃん!
「松岡さん遅れてごめんねー。では我が営業部にようこそー!
って御子柴!あたしの生ビール!は・や・く!」
「うわぁゴメン!
おねーさん、生中二つ、至急で!あぁやっぱり五つで!」
数字の管理はできないくせにあたしと結城が数十秒でジョッキを空にするであろうことは読めるらしい御子柴が通りすがりの女性店員を捕まえて怒鳴っている。
接待外の社内の宴会には仕事を持ち込まないのが我が営業部の暗黙のルール。
仕事の出来不出来に関係なくその場を盛り上げてくれる人間が勇者だ。
「まずは時間に遅れた二人に駆けつけでいってもらいますかぁ」
御子柴の声に部長やら課長が乗っかっている。
その口調からするに既にベロベロじゃないですか。
しかも瑞帆のヤツいないし!一次会で帰りやがったな。
女の子は後輩の子がちらほらいるだけだ。いつもならさっさと帰るのに甲斐甲斐しく付き合っているのは松岡が色男だからだろう。
若い女の子はわかりやすくて可愛い。
(既に思考がオッサン)
「遅れてごめーんね(はぁと)いただきます」
上着も脱がないうちから結城と声を揃えてお決まりの台詞を口にして、またもや同じタイミングでジョッキに口をつける。
結城はジャスト10秒。あたしはそれに遅れることさらに10秒。
いつの間にか喉を鳴らしてジョッキを空にするスピードはあたしにまで伝染している。
まずい、あたしも早死にするかもしれない。
「はい、ではヒロインも登場したことだし、改めて松岡の歓迎を祝ってカンパーイ!」
仕事終わりの一杯の余韻に浸る間もなく御子柴の声が聞こえてきて
ジョッキ片手に乾杯とお疲れさまを連呼して数人とグラスを鳴らす。
どんなにデカイ態度に出てもこういう時は絶対に相手よりグラスの位置を下げるのがあたしなりのオトナの分別ってやつ。
結城と二人で至急案件に対応していたおかげで、松岡の歓迎会に合流できたのたのは二次会からだった。
「結城カノ、遅いー!」
「ワンセットで夫婦みたいに呼ぶのやめてよ、御子柴ー」
「え?俺達夫婦じゃなかったの。俺はカノを嫁だと思ってるのにー」
結城に頭を抱き寄せられて脳天にちゅーまでされてはさすがに黙っていられない。
「貴様の嫁など御免だ!」
そのまま頭突きしてやった。
フフフン。ナイスカノちゃん!
「松岡さん遅れてごめんねー。では我が営業部にようこそー!
って御子柴!あたしの生ビール!は・や・く!」
「うわぁゴメン!
おねーさん、生中二つ、至急で!あぁやっぱり五つで!」
数字の管理はできないくせにあたしと結城が数十秒でジョッキを空にするであろうことは読めるらしい御子柴が通りすがりの女性店員を捕まえて怒鳴っている。
接待外の社内の宴会には仕事を持ち込まないのが我が営業部の暗黙のルール。
仕事の出来不出来に関係なくその場を盛り上げてくれる人間が勇者だ。
「まずは時間に遅れた二人に駆けつけでいってもらいますかぁ」
御子柴の声に部長やら課長が乗っかっている。
その口調からするに既にベロベロじゃないですか。
しかも瑞帆のヤツいないし!一次会で帰りやがったな。
女の子は後輩の子がちらほらいるだけだ。いつもならさっさと帰るのに甲斐甲斐しく付き合っているのは松岡が色男だからだろう。
若い女の子はわかりやすくて可愛い。
(既に思考がオッサン)
「遅れてごめーんね(はぁと)いただきます」
上着も脱がないうちから結城と声を揃えてお決まりの台詞を口にして、またもや同じタイミングでジョッキに口をつける。
結城はジャスト10秒。あたしはそれに遅れることさらに10秒。
いつの間にか喉を鳴らしてジョッキを空にするスピードはあたしにまで伝染している。
まずい、あたしも早死にするかもしれない。
「はい、ではヒロインも登場したことだし、改めて松岡の歓迎を祝ってカンパーイ!」
仕事終わりの一杯の余韻に浸る間もなく御子柴の声が聞こえてきて
ジョッキ片手に乾杯とお疲れさまを連呼して数人とグラスを鳴らす。
どんなにデカイ態度に出てもこういう時は絶対に相手よりグラスの位置を下げるのがあたしなりのオトナの分別ってやつ。