シンデレラに玻璃の星冠をⅡ


待っていられない。

受け身ではいられない。



――紫堂櫂を愛してる!!!



迷ってなんていられないんだ。


次期当主も櫂のことも何もかも忘れて。


僕は…

僕の愛を貫く為だけに、芹霞に接したい。


遅かったなんて言わせない。

嫌だとは言わせない。


僕は――

最後まで足掻いてみせる。


櫂の記憶がないのなら。


僕は"影"から抜け出して…櫂の同等の立場で君の愛を請う。



――娘をモノに出来る自信があるのなら、2日で落としてみろ。



自信…。


あれば…既に"お出かけ"していたよ。



だけど、やるしかない。


やって、僕の結婚を止めさせてみせる。


僕の想いを…消せはしない。


"影"には終わらせない。



これは――魔法。


櫂と同じ立ち位置を望んだ…滑稽な成り上がりシンデレラに許された魔法。



魔法には時間(リミット)がある。


その時間までに、僕は――。


夢を現実にしないといけない。

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