シンデレラに玻璃の星冠をⅡ

カタカタカタカタ…。


「うぎゃああああ!!!」


カタカタカタカタ…。


「待て待て待て!!!」


カタカタカタカタ…。


「待てと言っているだろうに!!!」


カタカタカタカタ…。


「待たんか、ゴラァッッ!!!」


多分――

パニクっているんだろうが、


「何様だ、オンドリャアッッ!!!」


「「「!!!?」」」」


その凄まじい怒気は、傍に立つのも気が引ける程。

煌でも、煌を叱る桜でも…そこまでの言い方はしない。

昔の俺なら絶対泣き出していた。


鬼神、遠坂降臨。

桜に並ぶ。


鬼神と言うより…壊れかけているのか?


それに平然と近付いたのは、天使の旭。


にこにこ笑いながら言った。


「"ゴラァ"、"オンドリャア"!!!

旭も遊ぶ~。

"ゴラァ"、"オンドリャア"!!!

きゃはははは!!

"ゴラァ"、"オンドリャア"!!!

きゃはははは!!」


旭…。

その言葉は、お前の笑顔にそぐわない。

初めて会った時のあの聡明さを取り戻せ。

何処に行ったんだ、理知的なお前は。


「旭、ボクは遊んでいるわけじゃないよ!!

吸い取られる、吸い取られるんだ!!!」


吸い取られる?


「この機械のデータだよ!!! 0と1のデータが、意味不明なものに書き換えられて行くッッ!!! 氷皇から送られた大量データも、司狼と旭のスキャナデータも、まるで"食われて"いくッッ!!! 何だよ此の速度!!! スパムか!!!?」


何だって!!?
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