白緑蝶"vacances【続2】
「モモ、あなた・・・?」

まさか、真澄のこと

好きなの?

「あっでも、心配しないで
 
 デートぐらいで重く考えたり
 しないから、私
 
 そうだなぁ
 ショッピングがしたいかも
 付き合ってくれる?」

「・・・・・・」

「マスミ?」

真澄は、真剣な瞳で百枝を
見つめて言う。

「考えれば・・・
 
 重く、考えろ」

真澄の言葉に頷いた、百枝の
頬がみるみる赤くなる。

真澄は、プールに足をつけて
バタ足をして遊んでいるヤマト
の傍へ近づくと彼に問う。

「ヤマト、おまえのママを後で
 ちょっとだけ、俺が借りても
 いいか?」

「うん

 いいよ」

振り返った真澄はソラを見つめ
て言う。

「俺と彼女の望みはそう言う事
 だから、ソラ、ヤマトのこと
 少し頼むよ」

「ああ、お安い御用だ」
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