ケモノ女が愛するオトコ〜草食男子の扱い方〜
――明日も明後日も……
これからもずっと、私の大好きな可愛い男でいて。
私を……このまま幸せな世界の住人のままにしていて。
……彼の首にキュッと吸い付く。
「……く……」
切なげに歪めた下がり眉に、満足感を感じ、そっと唇を離す。
以前、私がつけた消えかけのキスマークの隣にまた新しく現れた刻印。
これからもこうして一生、消える事はない。
「……これからも、…そのままの勇気でいてね…」
そっと告げながら首に両腕を回す。
近くで見る、彼の黒い瞳が好き。
困ったように笑う、笑顔が好き。
「……残念だけど…、そんなに簡単には変われないよ。
俺は、きっと、多分、ずっとこのままだ」
………フワッと私の大好きな笑顔が現れた。
「……あら、残念…。
じゃあまた私がしっかりとあんたを見張るわ」
「……うん。お願いします…」
――私はニヤリと笑った。
任せて。
あんたが逃げ出したくなるほどに
――可愛がっていくから。
――愛してる。
――私の可愛い恋人。


