片翼の天使たち~fastlove~
唯たちは自分たちの車でそれぞれ遊園地へと向かっていたから、もう着いてるはず。
「キャー!!遊園地ぃーー!!」
遊園地につくなり、私は叫ぶ。
だってだってだって…
こんなとこ、初めてだし。
「桜羅うっせー」
隣にいた唯が、迷惑そうに私を見下ろす。
「唯は暗すぎ!」
「…ほっとけ」
なにより、このメンツ。
女の子たちの視線集めまくりです。
美形の生徒会の皆様。
私…軽くハーレム状態だし。
「サクラ、行くぞ」
「あ…。ちょっ、待ってよ遥翔!!」
足が長い遥翔に腕を引っ張られて、小走りで私はついていく。
その後をみんなもついて来て……。
なんだかんだで楽しい。
「なぁ、あれ乗らね?」
そう言ってみんなの視線を集めたのは、ひなた。
「いいねぇ!」
私はもちろん、大賛成。
「俺も乗りたい!」
「俺もー」
透くんも利一もいいみたい。
「唯は?唯も乗るよね?」
「…勝手にしろ」
唯って…素直じゃない。
まぁ、いいって言ってくれてるからいいんだけどっ。
「よぉしっ、行こー!」
遥翔の服の袖を引っ張って、いざ、ジェットコースターの列に並ぼうとすると、私の足は全く動かない。
その理由は……
「遥翔?どうしたの?」
……顔を青ざめてる人が約1名。
遥翔が足を止めていたからだ。