ショコラ~愛することが出来ない女~
離れれば見られる。
だから逆に抱きついた。
すると力強く抱きしめられて、体の中心が甘く疼く。
「好きです」
「……」
そのまま、顔を掴まれてキスをされる。
伝って行く涙を見られるのは嫌だ。
だから唇を求め返す。
やがて互いに繰り返すキスの音だけが室内に響く。
「ね、やっぱダメ。私は、上司で、あなたよりずっと年上で」
「だからなんですか?」
「体裁とか色々、あるでしょ」
「そんなの今は忘れてください」
手早い動作で庄司くんが私の上着を脱がす。
ずり落ちるようにソファに横にさせられ、上から覗いてくる彼が妙に色っぽく見えた。