ショコラ~愛することが出来ない女~


「それに」


彼の手が首筋を、そしてその下の胸元を辿る。


「体は拒否して無いじゃないですか」


荒々しくまさぐられ、その頂点の固さを確認される。
そこからもたらされる快楽に、息がどんどん荒くなっていった。


「康子さん、好きです」

「庄司、くん」


もう抵抗する気力はなかった。
久しぶりの感覚に体が沈んでいくみたい。

目を閉じて、体を投げ出す。
感じる部分をなぞっていく大きな手に、素直に翻弄される。
酔いもあってか意識が遠のいていく。


「康子さん。凄く感じやすいんですね」


小さく呟かれた言葉に、一瞬意識が浮上する。


それは、彼のせい。

驚くほど繊細な指が、体中から快楽を引き出した。
溺れてしまうほどの感覚を私に教えたのは。


「……隆二くん」


小さくつぶやいたのを最後に、私は意識を手放した。



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