ショコラ~愛することが出来ない女~
「森宮ちゃんもう酔ったの。
しっかりしなさい。
で、どうなの?
私今日はあなたの話を聞こうと思ってたのに。
いい人いないの? 協力するわよ」
「えー。いないです。
だって。男なんてすぐ私の事プライドの高い女だって見限るし。
前の彼氏だってさー。
3年も付き合ったのに。
『俺は家庭に入ってくれる子が良い』だって。
私が家庭に収まるタイプじゃない事くらい、最初っから分かってるはずなのに……」
あら。
ちょっと涙声。
「じゃあそんな男と別れて良かったじゃないの。
実際に家庭に入っちゃったら中々戻ってこれないわよ。
その後で不仲になったら最悪じゃない」
「そうですね。そうなんですけど。
だからもう、私から好きになるのは嫌なんです。
仕事してる私を好きになってくれる人に出会いたい」