錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-
 俺だって小学生の頃、担任の先生に告白──いや、それとは違うか。

 ずっと近くにいて、ずっと見守っていた女の子はいつの間にか異性として意識させられる存在になっていた。

 鈍感て言われてる俺にしてはよく気付いた、いや違うか、気付かせてくれたのは別の世界のネリネだ。

「他の世界の奴らも悩んだりしてるのかな」

 クスッと笑う。

「え、なに?」

「なんでもないよ」

 見上げる瞳に柔らかに微笑んだ。

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