錬金爆発-アルケミ・エクスプロージョン-

 こうやって2人でどこかに出かけるというは初めてで、ローグをかけた争い以外まともに会話した事も無かった。

 ローグには沢山の恋敵がいて、それぞれにみんなが牽制し合い微妙な距離にいたのである。

「サラはもう知ってると思うけど」

 しばらく互いに無言だったが、ふいにネリネが口を開いた。

「ローグとのこと……」

「!」

「どうよ、羨ましいか! ローグはあたしのモノよ、おーっほっほっほっ!」

 ──とか高笑いと共に言い放たれるのかと思いきや、

「嬉しいけど、なんだか悪い気がして」

「え……?」

 少し驚いた表情を浮かべたサラを一瞥し、小さく笑った。
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