〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
次の日、
“バタン”っと、
ドアが開きバタバタと、
音がする。

「あっ…ごめんなさい、起こしてしまいましたか?」
可愛らしい小さな声がする。

長いピンク色の髪の毛に、おしゃれな可愛らしい
黄色のワンピースの姿、
内気な性格なのか、

おとなしそうな声で、
ゆっくりした口調をした、女性がこちらを見て居た。

『もしかして私と同じ、
ルームメイトになる
人かなっ』

「あっ…あの…」

どこか引き寄せられる、
優しく包み込む、
魅力的で好感を持つ気持ちが湧いてきた。

『私にもあんな空気が持てたらなっ…』

ついつい比べてしまう。

「わっ私は“月夜かのん”といいます。
これから宜しくお願いします…」

お辞儀され、
思わずつられて
私も少し頭をさげた。

「私は、瀬戸菜月…
こちらこそ宜しく」

「ピンポンパンポン…皆さん、おはようございます、朝のお目覚めは、
如何(いかが)ですか?

今日は朝から、
素敵な彼が出来ますようにイベントのお知らせを致します。

本館二階の多目的ホ‐ルにお集まりください、
なおこれから入学式の方は体育館に、
お集まりいただきますように、では本日も張り切って行きましょう」

『このアナウンスの、声…どこかで聞いたことが、
あるような…』

そんな気持ちになりつつも私は着替え軽く部屋で食事を済ませた。


かのんさんはさっき、
精霊を見てびっくりしていたけど…自分の精霊を、作り出す為に光の玉を探しに行くなんて、言えないなっと思って、まだ教えない。
なんって思い出して居る間に廊下の方から
学園の生徒達の話し声が聞こえてきた。
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