〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
私は2階の多目的ホ‐ルに向かい窓から、
涼しい風を感じた。

「これでおわかれだねっ…」

男性の声がわずかに外から聞こえた。

声がする方を見てみると、何かを地面に埋めているようだった。

『何…やっているのかなっ…』

私は、外にしゃがんで何かを埋めている、
男性の姿を眺めていた。

気にはなっても、
そろそろ多目的ホ‐ル
が気になり向かった。

“ガラガラガラ”

部屋の中には、
椅子と長いテ‐ブルが置かれていて、
その上に紙が置かれていた。

私は前ではなく窓際の席に座り、
肘(ひじ)をつく置いて
ある紙には
アンケート用紙が、
あなたがもし冒険を
するならどんな
「シチュエーション」
を選びますか?

私はアンケートに、
“ジャングルでデ‐ト”と書いた。

このアンケートに書いた物がまさか現実になるなんて知るよしもなかった。

「置かれているアンケートをこのアンケートボックスに入れた方から、
“各自自由行動”と致します。

素敵な彼が出来ますようになお、今後の予定につきましての案内は、
電子手帳からお調べください」

私は、“アンケート”を、ボックスに入れ、
部屋を出ると
さっきの窓から見えた、
男性の姿はそこには無かった。

(ガッシャ‐ン)

何かの窓ガラスが割れた、音が廊下に響く。

近くにいた警備の方が近づいていく。

『何かあったのかなっ…』
ざわざわした空気が、
漂う(ただよう)。

「こんな所で騒ぎをまた起こすのか?
これで何度目だと思っているんだっ!」

警備の方が誰かに、
怒鳴り散らす。

“たったったった”

誰かが走り去る、
その後に警備の方が、
その後を追う。

「何だったのかしら…」

「ちょっと怖いね」

その辺に居た生徒が
ざわざわした声が、廊下に響く。

「またあの人が…出たのねっ」

私は気にせず部屋に
戻った。

『さっきの騒ぎは一体…』
私は頭の中で、考えた。

電子手帳を取出し行事を
確認、
入学式は4月1日、
次にある行事は…、
!?

「って!何も書いてない…行事を確認する意味があったの?」

私は、思わず突っ込みしてしまった。

私は、さっき窓から見えた男性が何かをしていた事が、気になり行ってみることにした。





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