〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
18話「ダイキ君と後編」
スッと腕を誰かに掴まれ、振り向くと、
少し不良ぽい3人組の男性に、がんみされた。

アクセサリーをじゃらじゃら着け、
一人はガムを噛みながら、たるんだ格好わるい
だらだらした右側の背の高い人が、私の手の甲を握った。

「ねぇちゃんこの部屋の人の知り合い?
俺たちもちょいとやぼ様で…ズラ貸してクンネェ?」
他の二人は、ニヤニヤ今にも何かをされそうな感じが、恐怖をあおる。

“バン”

ドアに向かって殴り、
私は恐怖からか、身動きが取れない。

「…へへっ…
そんなにおびえないで下さいよぉ〜」

顔を近付けられ、
さらにがんみ…。

「かわいいお姉さんの、顔に傷がつきますぜぇ?」

次々に脅しの言葉を向けられ、知らず知らずの内に
足がガクガクしてきた。 『誰かっ…助けて…』

私はニ‐ナの助けを呼ぶ事をすっかり忘れ、
男の二人に片方ずつ両肩を掴まれ

背の高い男が、
拳を振り上げ…。

“ブン”っと拳をこっちに向けて殴りかかって来た。
「きゃぁああ…」

思わず、恐怖から声を上げる。

“ドカッ”

男の拳が目の前に迫った瞬間。

“ズシン”
っと、男の人が倒れた。

「えっ…」

目が点になり、見ると
拳を自分の手に打ち付け、他の男二人を睨み付ける

「…ショウゴ君…」

チラッと私の方を向くと、男達二人は血相を変えて逃げて行った。

「おいっ!忘れもんだぜっ」

倒れて、血の気が青ざめた男はショウゴ君を見ると、逃げていった。

「くっそぉ〜覚えてろよっ〜!!」 「あぁ?誰がお前の事なんか覚えておくか!
もう、目の前に現れんなよっ!」

ショウゴ君は、男達に
言葉を返すと
身体が震えている
私の方を心配そうに見た。
「…よっ大丈夫かっ?」

私は壁にもたりかかり、
腰を抜かす。

「…だっ大丈夫…」

「…んあ?
俺には大丈夫そうに見えないんだが…」

右手で頭の髪を触り、
不満げな顔をして居る。

「所で…こんな所で何してんだっ…」

表札を見て
ショウゴ君の顔が一変する。

「…ここっ…リョウってやつの部屋だよなっ…」
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