〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「っだ何だよっ…、
教えてくれてもいいじゃないか…話を急にそらすなよ」

ショウゴ君はちょっと、
不貞腐(ふてく)された。

「紹介俺はまだだったな、俺は、内海彰悟(うちうみしょうご)」

「最後はわたしぃ〜ですねアメリカ育と日本育ちの
ニューハ‐フ
名前はミチルでぇ〜す。
皆さんよろしく〜お願いしまぁ〜す」

外人さんが名前を名乗った。

「では自己紹介も終わったので、本題に移りましょうリク君でしたねっ」

リク君がぴくっとなった。

「はい…テント組み立ての件(けん)…でですが」

リョウさんが、リクと共に“テントの準備”を始める。

「私達、にも何かやれる事、あるよねっ…」

みゅうなさんが、
リョウ君の後ろから、
話かけ仕事を貰おうとしている。

「お手数ですが、金づち…をお願い出来ますか?
その辺りに、あるはずですので」

リョウ君は、
リ‐ダ‐シップを発揮しはじめる。

頼りになりそうな人なのは確か。

「…」

ショウゴ君は、
手を頭の後ろに回し、
少し退屈そう、
何かを言いたそうな、
姿。
私はリョウ君とショウゴ君の二人が仲良く、
なったらいいのにと
どこか、願っていた。

「金づちあったよっ、一緒に、組み立てる為の、
説明書もあったけど…」

みゅうなさんが、
金づちと、説明書もリョウ君に渡す。

「助かりますありがとう」

リョウ君は説明書とリク君の説明と、両方を活用し
着々と、進めた。

「この棒は、地面に突き刺すペグ…で合ってますか?」

リョウ君がリク君に聞いている。

「はい…直角に差すより
斜めに差し込んで下さい、縦だと抜け安くしてしまいますので」

リク君の指示通り、
地面に斜めに差し込んで行く。



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