海桜
では、失礼しまーす。

「お、凪抖くん!待っていたぞ」

「すいません、近藤さん。

沖田さんがなかなか

案内してくれないものですから…。」

「っ!だって凪抖さん、

刀を数える位しか握った事がないって………。」

はぁっ、別にそんなこと言わなくていいのに……。

や、まぁ話したのは俺なんですけどね?

「何ぃっ!?本当かねそれは!」

近藤さんそんなに驚かなくても…………。

それに本当だし…。

「はい。基本的に体術ばかりだったわので…。」

「そ、そうか。では試験はどうしようか…。

一本勝負を、と思っていたのだが…。」

ふふっ、優しいなぁ

近藤さんは……………。

でも、

「大丈夫ですよー。

数回しか握った事がなくても人並みには

できますから♪……多分」

「そ、そうか。しかし…………。」

「良いじゃねぇか、近藤さん。

こいつが大丈夫だっていってんだ。な?」にやり

(こいつは運が良い。

さっさと捕まえて吐かせよう)ってゆう心の声が

まるわかりですよー、土方さん……。

「……わかった……………………。」


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