咲き舞う華は刻に散る
「準備はとっくに出来ている」
「なら、行くぞ」
土方は黒い髪を靡かせながら、廊下を歩き出した。
美桜里も沖田と共に彼の後を追った。
外は美桜里が帰って来た時よりも雨脚が強くなっていた。
それでも、暗殺を止める事はない。
美桜里達は茂みから芹沢達の部屋の様子を窺っていた。
ふと、今まで障子の向こうから見えていた蝋燭の淡い光が消えた。
それを合図に音を立てずに茂みから飛び出した。