咲き舞う華は刻に散る
すると、背後から物音がした。
音がした方に視線を向けると、沖田が気力が切れたように倒れていた。
美桜里は沖田に近付くと、彼の口に手を寄せる。
手に息がかかる感覚があった。
意識は完全に失っているようだが、死んではいないようだ。
しかし、かいている汗の量が尋常ではない。
「涼しい所に連れて行くか…」
室内は外以上に蒸し暑い。
おそらく、彼は熱中症にでもなったのだろう。
そう考えた美桜里は沖田の腕を肩に回し、一先ず外に出ようと部屋を出た。