咲き舞う華は刻に散る
「つまり、これは川綵さんが作ったのか?」
「ああ。上手いだろ?」
美桜里は自信満々に人形を土方達の目の前にちらつかせる。
ちなみに鞠で出来た頭はグラグラと揺れていた。
「ぷ…っ、ははははっ!お前、意外に絵心無いんだな」
土方は腹を抱えて笑っていた。
山崎も声を出していないが、必死に笑いを堪えている。
美桜里はそんな二人に苛立ち、人形をその場に叩きつけると、部屋を出て行った。
「悪いことしたな…」
襖を閉めると土方のそんな声がしたが、すぐに笑い声がした。