咲き舞う華は刻に散る


「俺の金が…」



「まあ、頑張れや。新八」



財布を見ながら、永倉は真っ青になっていた。



そんな永倉の肩をポンと原田が叩き、慰める。



「泉羽、どうにかしろ」



「申し訳ありません、土方様。無理です」



少し離れた場所にいる土方と泉羽は同時に溜息を吐いた。



すると、美桜里が急に土方の方を見、ズカズカと近付いてきた。



身の危険を感じた泉羽は瞬時に土方から離れ、原田達の所に避難する。






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