咲き舞う華は刻に散る
何故、食べようとするのを止めるんだよ…。
土方の言葉に苛立ちを覚えた美桜里は彼を睨みつけた。
「あぁ…、食べちまった…」
額に手を当て、土方はうなだれていた。
さっきから失礼だな、コイツ …。
「大鳥さん、どうだ?その握り飯」
土方は恐る恐る大鳥にお握りの味の感想を聞いた。
「ん?美味しいよ。ご馳走様です、川綵さん」
「あ、はい」
大鳥は笑顔で部屋を出て行った。
すると、後ろから激しく咳込む土方の声がした。
美桜里が振り返ってみると、土方は温くなった茶を一気に煽っている所だった。