夏色狂想曲


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“今”を感じた瞬間
その“今”はもう過去だ

永遠には続かない
永遠に覚えていられる
わけでもない
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「…った!」


勢い余ってこけた。さらに、そのまま土手の傾斜を転がり落ちた。

痛い、痛い、馬鹿!


髪も服も土や草で汚れまくってるに違いない。お構いなしに、止まったその場に寝転がったまま空を見上げた。


―――――――――――
だけど、
一瞬が一瞬だからこそ
その刹那が愛おしい
その刹那を愛しむ

全部がかけがえのない
ものになる
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「皐月ー!!」


夜空に向かって、思い切り叫んだ。無性に叫びたくなった。


雲ひとつない綺麗な空を見て、こんなにも悲しくなるのはなんでだろう。


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