水神の娘
序章
深夜2時、人影少ない夜道を歩く影。
見慣れぬ巫女衣装を纏い、門をくぐるは
この町でも有名な大きな神社・・・

「只今、戻りました。」
「おかえり、紅実(くみ)。」
「無事に浄化し鎮魂してまいりました。」
「悪いなぁ、学生のお前に深夜の業を頼んでしまって。」
「悪いと思うなら、他の者に頼んで下さい。」
「それもそうなのだが・・・」
「私は明日も早いので失礼します。」


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