Believe
「こんばんは。今日は来てくれてありがとね」
「こんばんは。こちらこそ、こんな遠い所まで来て頂いちゃってすみません」
極度の緊張と恥ずかしさで稲葉さんの顔がまともに見る事が出来ない。
「とりあえず車に乗ろうか」
と助手席のドアを開けてくれる稲葉さん。
「すみません。お邪魔します」
と言いながら私は助手席に乗り込んだ。
稲葉さんも運転席へ乗り込む。
「優希ちゃん何が食べたい?」
と稲葉さんがこっちを向く。
「わ、私は何でもいいです」
稲葉さんと会っている事さえ夢のようなのに、2人で車に乗っている事がさらに夢のようだ。
「うーん。俺、どんなお店があるか分かんないからなぁ…」
「あっ、そうですよね。どうしよう?」
と言いながらも緊張で考えられない私。
「じゃー走りながらお店を探そうか」
稲葉さんは車を出す。
小さく聴こえてくるラジオ。
心地好い車の揺れとは逆に胸のドキドキは激しくなるばかり。
いつもの見慣れた景色も今日は別世界のようだ。
運転の邪魔にならない様に私は稲葉さんをさりげなく見た。
ライブでは何度も見ているけど、こんな近くで見れるなんて…
本当にカッコイイ。思わず見とれてしまう。
赤信号で車が止まる。
「ん?どうしたの?」
と私の方を見る稲葉さん。
「こんばんは。こちらこそ、こんな遠い所まで来て頂いちゃってすみません」
極度の緊張と恥ずかしさで稲葉さんの顔がまともに見る事が出来ない。
「とりあえず車に乗ろうか」
と助手席のドアを開けてくれる稲葉さん。
「すみません。お邪魔します」
と言いながら私は助手席に乗り込んだ。
稲葉さんも運転席へ乗り込む。
「優希ちゃん何が食べたい?」
と稲葉さんがこっちを向く。
「わ、私は何でもいいです」
稲葉さんと会っている事さえ夢のようなのに、2人で車に乗っている事がさらに夢のようだ。
「うーん。俺、どんなお店があるか分かんないからなぁ…」
「あっ、そうですよね。どうしよう?」
と言いながらも緊張で考えられない私。
「じゃー走りながらお店を探そうか」
稲葉さんは車を出す。
小さく聴こえてくるラジオ。
心地好い車の揺れとは逆に胸のドキドキは激しくなるばかり。
いつもの見慣れた景色も今日は別世界のようだ。
運転の邪魔にならない様に私は稲葉さんをさりげなく見た。
ライブでは何度も見ているけど、こんな近くで見れるなんて…
本当にカッコイイ。思わず見とれてしまう。
赤信号で車が止まる。
「ん?どうしたの?」
と私の方を見る稲葉さん。