それでも君を
すごい事いうなと思ったけど、そんなことを言うナオはとても男っぽい顔付きをして少しいつもよりかっこよく見えた。
その言葉通りになるかもしれないななんて思ったけどそれは言わないでおいた。
「だからって警戒とかせんとってな!
いままで通りにして!な?」
「うん、わかった。」
安心したように笑うとナオはソファに座り直したから私もお茶の用意をした。
「はいどうぞ。」
ナオの前にお茶を置くと俺あったかいお茶好きやねんなーとひとり言を言いながら一口飲んだ。
「ナオ、ご飯食べに行ったら最後に絶対あったかいお茶もらうもんね。」
「ご飯の最後に飲まないとなんか落ちつかんねんなー。ユリちゃんこのお茶おいしいな。」
そう言って私にむかって笑うナオの顔は本当に優しかった。
ナオの笑顔は本当に優しさが滲み出てて、あえて効果音を付けるなら、むふとでもつけるべきだろうか。そのくらい軟らかく笑うのだ。
「ナオって本当に軟らかく笑うよね。
なんかそれ安心する。」
「安心する?」
馬鹿っぽくてと付け加えると、なにそれと言ってまた笑った。
「あたしはすごい好きだよ。」
お茶を飲みながらそう言うとナオがユリちゃんと呼んだ。
「俺はユリちゃんのそういう思ったことちゃんと言ってくれるとこが好き。
あとは俺があったかいお茶好きとか細かいところ覚えてくれるところとー俺の話でよく笑ってくれるところとかー。」
「ちょっといきなり何言ってんの。」
「ん?ユリちゃんにユリちゃんの好きなとこ教えてあげよっかなって思って。」
そのあともナオは私の好きなとこを言い続けた。
「メールしたらすぐ返事くれるところや俺のことナオって呼ぶところも好きやなー
あとはちょっと生意気そうな目と耳の形も好きやな!」