キミに送る約束~空に向かって~
「だからここはXに「慧ぃっ!」
目の前で泣いている女の子。
ていうかいつのまに慧の部屋に...
「何でぇ?あたしよりこのブスで
ペチャパイな女の子がいいの?」
あたしを指差していう女の子。
誰よ......。
「莉那!?お前いつの間に俺の部屋に
入ってんだよ「いいから答えてぇ!」
そう言って慧の胸にとびつく莉那。
この状況は何なんでしょう...?
「あのー、あたしはお邪魔のようなので
今日はここで帰りま「心愛。お前は
ここで待ってろ。莉那。来い!」
莉那と慧は階段を駆け下りていった。
あたしは慧の部屋で1人残されたまま
呆然とドアを見つめる。
外からは高い声が聞こえる。
まるでおもちゃ売り場で騒いでいる
子供の声のようだった。
「慧はあたしのことなんてもう
どうでもいいの!?」
つい興味がわいてあたしは外を
見てしまう。