Kissしてダーリン[短篇]





「おい!聞いてるのか?」




「真央!」






隣の絵里香が私の肩を叩く。





「へ?」






顔を上げると私の目の前には敦が立っていた。




な、なんで!?








「お前、いい度胸じゃねぇか、」


「あ、いえ、」







にっこり笑顔を見せる敦。







逆に怖っ






「お前、昼休み俺のところ来い。罰として雑用、手伝ってもらう。」



「え!?」











パコーンっと私の頭を出席簿で叩き、敦が教壇に戻る。










「楢橋さんずるーい!」





そんな声が聞こえた。
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