わたしとあなたのありのまま ‥3‥
田所と二人、どちらからともなく足を止めた。
繋いでいた手にギュッと力を込めて、
「遠回りしよ?」
隣の田所を見上げて言った。
田所はそんな私を困ったような顔で見下げた。
「んな避けるよーなこと、ダメだろ? もし、アイツが気付いたら……」
なんて。自分のライバルに対して不思議な思いやりを見せる。
田所は優しい。不必要なぐらいに他人(ヒト)の痛みがわかるというか。
そんなんじゃ生きにくいでしょ? って時々思う。
「でも、」
気まずいでしょ、そう続けようとしたところで冬以と目が合ってしまって焦る。
どうしよう。
こんなギャラリー多い中、冬以にお昼休みの続きを語られでもしたら、明日からの私の学校生活は大惨事だ。
繋いでいた手にギュッと力を込めて、
「遠回りしよ?」
隣の田所を見上げて言った。
田所はそんな私を困ったような顔で見下げた。
「んな避けるよーなこと、ダメだろ? もし、アイツが気付いたら……」
なんて。自分のライバルに対して不思議な思いやりを見せる。
田所は優しい。不必要なぐらいに他人(ヒト)の痛みがわかるというか。
そんなんじゃ生きにくいでしょ? って時々思う。
「でも、」
気まずいでしょ、そう続けようとしたところで冬以と目が合ってしまって焦る。
どうしよう。
こんなギャラリー多い中、冬以にお昼休みの続きを語られでもしたら、明日からの私の学校生活は大惨事だ。