わたしとあなたのありのまま ‥3‥
「瀬那くん、ゲームは?」

「もういい。一時間もやったら飽きるだろ? ふつー」


一時間やっても一向に飽きない、ふつーじゃない人がすぐそこに居ますけども。



「えっ? だって瀬那くん、ゲームやるために田所んち来たんだよね?」

わざとらしく驚いて見せ、チクリと嫌みも言ってやった。


だったら、その忌まわしいゲームソフトと共に、とっとと立ち去りたまえよ。



「そうだけど……」

瀬那くんはゆっくりと起き上がる。そうして私と向かい合った状態で胡座をかいた。



「ほのちん、遊ぼ?」

「はっ?」

「ほのちん、可愛い」

「へっ?」

「良く見ると、パーツパーツは可愛んだよな。なのにどっか残念。何でだろ?」


いや、こっちが聞きだいよ。

系統は似ているはずなのに、どうして『セレーナ・ゴメス』とこんなにもかけ離れているのか、その理由を是非とも知りたい。


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