ひだまりシュガー2 ~イケメン達との恋と友情~






「ちゃんと話すことで、ユッキーとまた友達に戻れるかもしれないよ。陽菜の最終目的はそれでしょ?」




亜沙子は勝ち誇ったような表情で私を見つめた。




「バレてる?」



「わかってるよ。陽菜のことならなんでも」






私はユッキーとまた友達に戻りたいと願っていた。




だからこそ、この問題をどう解決していいのかわからなかった。







「ライバル相手にそんな風に思えるって陽菜は天使だな」






亜沙子は、図書室の窓から外を見ていた。



その方向には、中庭を挟んで、国語準備室がある。






「天使?まさか」



「優しいよ、陽菜は」



「亜沙子が優しいんだよ」



「陽菜が優しいの~」




とラブラブな会話を繰り返す私達。






天使になろうだなんて思っていない。




ただ、責任を感じていた。




ユッキーを救いたいという気持ちが強かった。





ユッキーとまた友達に戻れるなら、それはすごく嬉しい。




だってさ。


3人で遊んでいたあの日々、本当に楽しかったんだもん。




あれが、全部嘘だなんて思えない。



気が合う仲間になれると信じてる。







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