平凡太~ヘイボンタ~の恋
近くの公園に2人で足を向けた。


栞をベンチに座らせ、ボクは自販機でミネラルウォーターを2本買い、隣に座った。


「ハイ、水。喉渇いてるだろ?」


「ありがとう…ございます…」


公園の砂場には、詞音ちゃんと同じ年くらいの女の子とお母さんがままごとをして遊んでいた。
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