モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
「モヤシ男君、やっぱり、娘には君しか居ないのかもしれないな…」


手術室の前の椅子に座り俺に話しかけてきた



「生死をさまよってるのに、君の名前を呼ぶなんて、よっぽど愛し合ってたんだね。」



「…はい。」



「君なら、任せられるかもしれないな。ワシの依頼を受けてくれないか?」



俺の肩をポンポンと叩き



「無事に手術が終わったら娘と結婚してくれないか?」


「えっ?依頼ですか?…でも、1千万なんてないですよ。」


俺は、思いがけない言葉に驚いた



「心配しなくて良いよ。依頼料は、1千万でどうだ?」



俺は、涙がこぼれてきた



いつから涙もろくなったんだ…俺は…



「良いんですか?俺で良いですか?」



何度も何度も問いかけた



「娘が選んだ男だ。良いんだよ。」



「ありがとうございます。」



これが何でも屋最後の依頼



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