モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
でも…心の気持ちとは裏腹に出た言葉が…




「分かりました。その条件…クリアしてみせます。今度逢うときは、お父さんと呼ばせてもらいます。」



あー、、、言っちゃったーーー!!




「君は、名前だけじゃないな…面白いのは。よし、約束だよ。」


そう言って、社長は葉巻を消し俺に右手を差し出した。



「頑張ります。」


俺も右手を出し、男同士の約束を交わしてしまった…



痛い、痛い、強く握り過ぎですよー社長!!



「僕は、これで失礼します。」



そう言って、俺は社長室を後にした…



「グッドラック♪キャハ☆」


社長は、そう言って俺を見送った…



「1千万…かぁ…」


ため息を漏らしながら、俺はモヤシ女が待つロビーに向かって行った。



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