モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
ロビーで退屈そうに待つモヤシ女…



ロビーの端の方に置いてある椅子に座り、足をバタバタさせモヤシ男が来るのを待っていた。



「ごめん。お待たせ。」


「いえいえ。っで、パパ認めてくれましたか?」


モヤシ女は、目を輝かせながら尋ねてきた。



「まあ…一応。来年の今日、君の誕生日に結婚式だよ。」



…【条件の事は、娘には内緒…】



社長の言葉が蘇る…



「ホントですか!?やったー♪モヤシ男さん、さすがです!キャハ☆」


そう言って、モヤシ女は俺に飛びついてきた…



ちなみに…1千万円稼げたらの話ですよ…



モヤシ女の喜ぶ顔…


モヤシ男の悲壮感漂う顔…



明らかな違い…。



これから、一体どうなっていくんだ…!


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