モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~

再会

「確か…この辺りに住んでたんじゃなかったかな…」



家から、30分程歩いた所までやってきた。


辺りをキョロキョロ確認するが、なかなか見当たらない…



すると、誰かが話かけてくる声に気付いた。



「モヤシ男さん?」


振り返ってみると、その声の主は、ニラレバ男さんだった。


しかし…あの時の面影もなく、写真の人物とは全くの別人のような感じがした…


髭がモジャモジャで、髪の毛はボサボサ、なんていったってすごく痩せ細っていた…



まるで、俺の体を見てるような気持ちさえした。



「こんにちは。」


とりあえず、軽く挨拶を交わして近くの公園まで、話があるとニラレバ男さんを連れ出した。



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