モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
「ずいぶん…変わりましたね…」


ベンチに座り、ふと聞いてみた。



「…そうですか?いろいろありましたから…ね。」



ニラレバ男さん、やっぱり元気がない。


「あの、実は…今日は依頼で、アナタに逢いにきました。」


「まだ…何でも屋やってたんですか?…依頼?ですか…」



ほんの少しだけ、一瞬だけ、ニラレバ男さんは、僕に笑いかけてくれた…。



「まあ…まだやってます。」



少し照れながら、それに答えた。



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