Sieru~愛犬と愛しの先輩~
すると1人の人があたしに近寄って来た
思いっきり俯いて顔が見えないようにする
また怜衣と繋いでる手を強く握った
大丈夫だよね…?うん、大丈夫
と心の中で繰り返しながら
「マルだめっすよー、そいつビビりなんで」
谷川が近寄って来た先輩に向かって言った
ちっとも助言になってない!
それに先輩呼び捨てっ!?
ってか、それより
「ビビりじゃないわ!アホ!」
そのあたしの一言によりヤンキー集団、爆笑
もう…恥ずかしすぎる…