Sieru~愛犬と愛しの先輩~
「分かった?怜衣ちゃんと悠梨ちゃん」
…は?なんであたしの名前知ってんの……
「はい、丸山先輩ですね」
一番驚いたのはこっちだった
怜衣がニコッってヤンキー達に笑顔だし…
ねぇ、神様こう言う時、どうしたらいいのでしょうか?…
「普通の先輩だと思えばいいのよ。ヤンキーなんて思わずに。普通に接したらいいの」
あれ?あたしに神様降りてきた?
って訳じゃなく、隣で怜衣が耳打ちしてた
可愛い女子高生なら「でも無理だよぉ」とか言うだろうけど、あたしは生憎可愛くないんで簡単に受け取った
「そっか。そうだね、なら早く帰れる」
「そうそう」