Sieru~愛犬と愛しの先輩~



一見、会話だけ聞いてるとヤンキーには思えない



「なーに見てるの?」


「へっ?あっいや…なんでもないです」



うっかりぼーっとしてた…



「そう?家まで送るよ」


「えっ…いいですよ!?そんな―…」


「じゃあ、送らせてよ」


「本当にいいですって!」



頑張って顔を横に振ってると



「…ふっ……頑固なヤツ」



鼻で笑ってからあたしの手を握った



「きゃっ…何するんですか…」


「おっ!新鮮、新鮮!」



そして手を引っ張られた


横で鼻歌歌ってるし…




< 26 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop