Sieru~愛犬と愛しの先輩~
一見、会話だけ聞いてるとヤンキーには思えない
「なーに見てるの?」
「へっ?あっいや…なんでもないです」
うっかりぼーっとしてた…
「そう?家まで送るよ」
「えっ…いいですよ!?そんな―…」
「じゃあ、送らせてよ」
「本当にいいですって!」
頑張って顔を横に振ってると
「…ふっ……頑固なヤツ」
鼻で笑ってからあたしの手を握った
「きゃっ…何するんですか…」
「おっ!新鮮、新鮮!」
そして手を引っ張られた
横で鼻歌歌ってるし…