フライングムーン
第一章
インターホンが鳴った。
玄関を開けると男の子が立っていた。
私は彼を知っている。
数日前に私のクラスに転校してきた子だ。
彼は笑顔で自己紹介をしてきた。
私もつられて自己紹介をした。
何だか変な感じがした。
彼は“また来るね”と帰って行った。
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