チッサイ、オッサン
「なに?」


近すぎて逆にボヤけて見えないそのなにかを、なんとか観察する。


「茶色くて、カサカサに乾いて固そうで、鋭くとがってる。な、なんだこれ?なんかの武器?」


オッサンを見ると、いつもは笑顔なのに今日はやけに真剣な顔をしている。


「……あっ、もしかして」


今にも刺さりそうなそれに少しばかり心当たりがあった。


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