囚われの姫
「あの……申し訳ありません。」


「ティアラ姫?」


マクサスはいきなりの謝罪の言葉に驚いたようだった。



「なぜ謝るのです…?」




ティアラは目に涙を溜めて言った。


「シャターナ国王に宣戦布告の文を出したのは…私の兄なのです……。」



「ティアラ姫……。」




「セロク殿下は…私の兄なんです。」


「知ってる。」




突然乱入した低い声に、ティアラはびくりと肩を揺らした。



< 67 / 107 >

この作品をシェア

pagetop