家政婦のメイド派遣します!
きっちり40分後に祐樹と直樹は篠崎家に到着した。

せっかくなのだから着替えてくればいいものを彼らはまっすぐこちらに来たらしい。

「いらっしゃい、2人とも。」

蒼が玄関先で2人を出迎える。

「はい、蒼さんもお元気そうで。」

祐樹が蒼に挨拶しながら入ってきた。

「蒼兄のご飯なんて久しぶりだな。」

ダイニングテーブルに並べられた料理を前に直樹が嬉しそうに声を上げた。

料理の修行と言っても既に一人前のコックである彼の作る料理は下手に名の知れた料理人が作るものよりもずっと美味しいものだった。

桃子は勿論、祐樹と直樹も彼の作る料理の大ファンだった。
< 70 / 101 >

この作品をシェア

pagetop